2008年05月28日
PAPUWA最終巻

僕がまだ浪人で、友達の彼女の家で見たのが最初だった。
南国少年パプワくん 1巻
あれから15年この物語は完結を迎えた。
その間どれ位の事があっただろう。
大学進学。
就職。
転職。
色々な節目を迎えつつも、一緒に歩んできた。
登場人物達が悩んでいれば、一緒になって悩み、
楽しそうにしていれば、一緒に楽しい気持ちにもなれた。
読書する人にしか分からないであろうこの感慨。
しかもある程度の年になって、時間を掛ける事のかけがえの無さ、
そう云ったものを感じる様になって余計に思う事。
いずれ紹介はしたいが、高野文子の
「黄色い本」
はそう云った主人公の感情を実に上手く表していると思う。
こんな物語を構成する事も可能だと感嘆する。
話はずれたが、
そうやってこの物語と付き合って来て15年、
僕らはずっと友達だったんだ、
そう思って、何だか切なくなった。