フロスト気質 久し振りの読書
フロスト気質 上下巻 創元推理文庫
とにかく、盛り沢山!
次から次へと事件が起き、てんやわんやの我等がフロスト警部。
しかもその事件同士が、関係があったり、また無かったり、
ジャンルで云うと連続殺人ではなく多重殺人か?
(でも今回はあんまり殺人が起きてないかも。)
複雑に交差する時間軸とその中心を行くフロスト警部の活躍?
がたまらない物語です。
試験終わりの東京駅で旅の友にとBOOKGARDENに立ち寄ったら、
フロスト新刊 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
全作より待つ事7年間。迷わずレジに持って行き、地下街で買ったお弁当と
スーパードライを友に先ずは待合室で読み耽る。
一時間位して新幹線に乗って更に2時間。上巻読了。
21:20発のいなほ最終に乗り込み下巻を開く。
鶴岡に着いても読み終わらず、うちで続きを読む事1時間で下巻読了。
約6時間、貪る様にページをめくり続けていました。
こんな時間は、ホント幸せです(恍惚)
事件は絶え間なく頻繁に起こり、人手は慢性的に足りず、
嫌みな上司に、出世欲の高い奴ら、
そんな様々な中で走り回るフロストの姿を追うのがたまらない。
フロストは気まぐれで休もうかと云っても事件の事を気に掛けたり、
息抜きだとか云って、違う事件を追いかけたり、
読んで行く方も追いかけるのが結構大変なんですが、
警察が扱う事件は一つじゃないんだと云う所に、
何だか妙にリアリティーを感じてしまったりして、
そこが自分の中での魅力の一つでもあります。
そんな色んな事件が絡み合ったり絡み合わなかったりで、
長いのがフロスト警部シリーズの特徴の一つでもありますが、
今回は上下巻合わせて約1000頁の大作なので、
読み応え十分!過ぎる位なので、時間のある方は是非!
読後の心地良い疲労が、満足感に変わります。
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