あんだま

cno

2008年05月27日 01:13


鶴岡に来て驚きの食べ物がこれです。

タイトル通り、「あんだま」です。
鶴岡の民の心のふるさと。ソウルフード。
ほぼ屋台による出店のみ。
ちなみに写真は桜の頃のものです。

意外に地元の方が分かってなくて驚きですが、
鶴岡だけなんです。

実際「立川、余目辺りだと売れない」と、
富樫商店のおばあちゃんから聞きました。

そしてこれが良くテレビでも取り上げられる、
「富樫商店」
のあんだまです。

またあんだまは、「きんつま焼き」とも云う様で、

その名を冠した屋台も出店されています。

何が驚きかと云えば、たこ焼きと同じ型を用いて作るものなのに、
出来るものが「甘い」と云う所が先ず驚きです。

NHKの熱中時間と云う番組で、タコヤキストの方の回の時に、
その方の家族が、
「チョコレート入りとか食べさせられる(-_-)」
とか云っていたのを見ると、あの形で甘いものは関西では存在しないと推測されます。

別の云い方をすれば、関西系ではたこ焼きはしょっぱいものしか認められない、
と云う事も表しています。故にここで鶴岡独自のものと云う希少性の高まりが見えてきます。

さらにその番組の中で、たこ焼きは戦後生まれて来たと云う事だったのですが、
あんだまの歴史もかなり古くからあります。

富樫商店のおばあちゃん

に伺った所、60年も屋台やってる。と云う話でした。
どうも中々他に話も上手く聞けないのですが、
先の写真のきんつま焼きの方にも聞いた所、
「じじちゃんやばばちゃんなら知ってるかも」
と云う返事を頂いた程度にしか留まりませんでした。

同僚の70歳近いお父さんは、
「きんつまとも云った。昔からある。」
と云っていたそうですが、どの位の事なのか、曖昧で何とも。

しかし今70歳位の人が昔から有ると云うのであれば、

もしかすると

あんだまは

たこ焼きよりも歴史が深いものであると云う事になるのでは!


この仮説を検証すべく調査している訳でありますが、
中々有力な情報もなく、
ネットで検索すると、
昔は各家庭で作っていた事も有るとか、
謹栄堂では屋台でなく店舗で作っている、
と云った話になる位のもの。

多分にあんだまの初期における方々が、
こういったメディアに触れる機会も少なく、
またその希少性に気付く事も少ない事が、
折角持っている地域独自の文化の継承を
阻害しているのではないかと危惧の念を抱かずにもいられません。

アル・ケッチャーノの奥田さんではないですが、
やはり地域の文化を財産として残して行きたいと思います。
特にあんだまの初期における方々の高齢化と云う問題は、
その文化を継承させにくくする一つの問題点であり、
祭りの屋台で聞き込みをするにも中々その核心に迫れず、
焦りを感じる事も有ります。

どなたかご存じの方いらっしゃいましたら、
また、共感して頂ける方がいらっしゃいましたら、
一緒にあんだまを盛り上げて行きたいものだと思います。


ちなみに
あんだまを応援するサポーターは
「あんだまー」

「あんだまー」の代表者は
「あんだまだー」(アンバサダー(親善大使)のもじり)

と云う事で一つよろしくです。

いずれ活動としては
「日本コナモン協会」とのコラボ。

地産地消にこだわり、新商品の開発。
「あんだま」のあんを鶴岡特産の「だだちゃ豆」で作る
ずんだ入りあんだま「ずんだま」等々。
そんな事が出来たら、楽しいんじゃないかと思います。


あ、もちろんずんだまサポは「ずんだまー」で。
「ずんだまだー」は僕がやりますから(笑)


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